自主練 やる?やらない? 効果的な自主練とは

どんなチームに入っても必ず言われる自主練。お勉強でいうところの宿題っていう感じでしょうか?
効果的な練習メニューはあるのか? みんな本当にやっているのか? そこらへんを探っていきたいと思います。

自主練 どんなことやるのか? 基本的なメニューとは

野球を始めると、監督やコーチの方から、家帰ったらやっておけ!と、言われたことはありませんか? 自主練って、本来は自主的にする練習。つまり、自らが進んでやる練習だと思うのですが、我が家の場合は、進んでやる、というよりは、言われたからやる、やったか?と聞かれると返事に困るからやる~みたいな、一種の宿題を課せられえたような・・・そんな感じでやっていた自主練です。
では、どんなことを自主練としてやっていたか?
野球はポジションが分かれているので、細かく言えばそのポジションにあった練習も行うようになりますが、どのポジションについても必ずやる練習は、
・素振り
・ランニング
・キャッチボール
この3種類です。

選手の年齢によっては、筋肉トレーニングも追加します。

素振りはバットとバットを振れる空間があればできます。
ランニングは、道さえあればできます。
キャッチボールは状況によりけり、とったところでしょうか。
ランニングで基礎体力、持久力をあげ、素振りをしてバットを振る感覚やバットを振るための筋肉を養い、キャッチボールでボールの扱いに慣れるようにすることが主な目的となります。
そして、これらの基本的な練習にバリエーションを付けたりして、応用的な練習をしていくパターンが多いと思います。

自主練はどのくらい時間をかけるのか?

基本的な練習について考えていきます。
自主練はどのくらい時間をかけたらいいのか?とか、どれくらいやればいい?というような疑問を持たれる方も多いと思いますが、個人的な経験からすると、時間は結果であって、練習の内容によって時間が変わると思います。
では、ランニングについて考えていきましょう。
普段の練習時には、どのくらいランニングが設定されているでしょうか?そして、その距離を走るのが辛いのか、あるいは他の選手より時間がかかっているかを見ます。もし、通常のランニングがしんどいようなら、最初は同じ距離を走りこみます。ランニングは持久力をつけるためなので、可能ならば毎日行うのが望ましいです。毎日自分のペースでランニングをしていくことが肝心です。
素振りは、練習時に100回とか言われたりすると思います。まずは100回です。ただ振ればいいのではなく、できればバッターボックスに入ったときのニュートラルなポジションにたってから振る、という動作を繰り返します。「いち、にー、さん!」といった掛け声をかけるとリズムが生まれ、振りやすくなります。いちでセット、にーで構え、さんで振る、といった具合です。

ただ走ればいい、ただ振ればいい、ということではないので、最初のうちは時間がかなりかかると思います。そのうちにコツをつかんできて、あまり時間がかからなくなってきます。その時に、ランニングなら、距離を伸ばしてみる、素振りなら100回1セットのところを2セットにしてみる、といったバージョンアップができると思います。

息子はランニングは最初のうちは家を出て帰ってくるまでに30分以上かかっていましたが、そのうちに30分で帰ってくるようになりました。

キャッチボールですが、最近では公園でのキャッチボール禁止が多く、なかなかできないとお悩みの方も多いと思います。家の前の道路でキャッチボールをする親子を見かけたりしますが、ご近所の方からすると、ボールが自分の家や車などにあたったりしないかと心配で仕方がないと耳にします。確かにそうです。この練習だけは、場所を確保するのがとても難しく、我が家も苦労しました。人通りが減る夜になってからどこかをさまよう、なんてこともありました。また友人から情報を得て、キャッチボールできそうな場所を捜し歩いたこともあります。特に硬式ボールとなると、基本的には個人でキャッチボールできるような場所はありません。最終的には、野球のできる大きな公園にいったりして、毎日キャッチボールをする、ということはありませんでした。

いずれにしても、肝心なことは、練習の内容とそれをいかに継続するかです。ですから、ときにやる気がイマイチで時間ばかりかかることもあると思いますが、そこはいったん大目にみて、毎日続けていることがすごいことなんだと励ましてあげることが一番だと思います。

差がつく効果的な自主練

せっかく自主練するのだから、他の選手よりうまくなりたい!効果を感じたい!結果を出したい!と思いますよね。
結論から言いますと、いかに練習を楽しんで継続できるか、にかかります。それ以外ありません。
どんなに効率的な練習方法があっても、続けられなければ効果は発揮できません。
ランニングや筋肉トレーニングは一定のペースで継続していかないと、効果は発揮できません。筋肉も持久力もやめてしまえば、すぐにもとに戻ってしまいます。また、短期間で効果が期待できる類のものでもありません。
とはいっても、できれば手軽な方法でうまくやっていきたいですよね。

我が家の経験から、お薦めのやり方をご紹介します。
・ランニング・・・・
コースを時々かえて、坂道があったりする場所を入れたり、走るだけでなくスキップしてみたり、腕を大きく回してみたり、サイドステップを入れてみたりします。気分で変えて構いません。そのうちに、本人が積極的に取り入れて走るようになります。
・素振り(バッティング練習)・・・・・
振っているだけでは楽しくないのですが、最初のうちだけフォームを確認するために鏡の前でチェックしながら素振りをします。100回振るのが大変なときは、50回やって、ちょっと休憩、また50回、と分けてやります。慣れてきたらバッティングセンターへ行ってくるのもいいでしょう。
バッティングセンター毎日、というわけにもいかないので(経済的にも(笑))、我が家で一番やったのは、バトミントンのシャトルを打つ、という練習です。
シャトルを50個ほど用意して、公園でトスバッティングをしました。1人ではやれませんが、親子ともども楽しみましたよ。シャトルはきちんとあてないと飛びませんから、周囲をあまり気にする必要もありません。きちんとあてるのって、最初のうちはそれなりに難しく、でも、あてたい息子は夢中になっていました。打てるようになれば、次は、どこに打ち込むか、空き缶などを置いて、缶めがけて打てるように何度もやります。そんなこんなで、気づけば100回以上バットを振ってました。疲れたら、シャトル拾いをすればいい休憩にもなります。

練習用にさまざまなグッズなど販売されています。練習にあてる時間が限られている方にはお薦めします。でも、そればかりに頼るのではなく、あまりお金をかけなくてもできることはたくさんあるんだと思います。

自主練やる? やらない?

ここまで自主練のやり方などをお話しましたが、実際にやるのかどうか?
経験からすると、本人がやる気になったら自然とやってました。
では、やったほうがいいのか?
はい。やったほうがいいと思います。ただし、本人から積極的にやらないと効果はあまり期待できません。

周りの人をみると、うまいな、うまくなったな、という人は自主練やっていましたね。
自主練やっていない人でうまい人、実際にいますが、そういう人って、毎日のように公園でみんなで野球していました。
プロを目指すとなるとまた視点は変わってきますが、ある程度までのレベルに達するためには、毎日野球になんらかの形で触れているほうが絶対にうまくなります。

自主練に限らず、練習は継続しないと意味があまりありません。ぜひ、その人にあった練習法を時間にとらわれず、楽しく継続できる方法を見つけてもらえたら、と思います。うまくなれば、ますますまた練習に励むこと間違いなしです。

 

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