少年野球チームに入ったら~試合のアナウンス~

少年野球チーム~硬式野球チーム~に入団すると、必ずといっていいほど任される、試合のアナウンス。通称、ウグイス。今回は、ウグイスについて語ります。

試合の時に流れるアナウンス あれはお母さんの担当?!

プロ野球とか、高校野球のテレビ中継を見ていると流れてくる、女性の声。
『〇〇番、セカンド ●×君~』とか言っているあのアナウンスは、少年野球チームに入団すると、練習試合、公式試合問わず、試合があるときは両チームのお母さんが担当していることがほとんどです。球団によっては専属のウグイス嬢がいるところもありますが、それは稀です。
硬式野球チームに子供を入団させると、必ずと言っていいほど順番で回ってきます。
野球チームに入団するのは、だいたい4月。世代交代するのが、夏大会終わってからなので、そのあたりから、新入生のお母さんのお役目のひとつとなるところが多いのではないでしょうか?
お父さんは審判、お母さんはアナウンス、だいたいそんな感じです。
アナウンスは、1チーム1~2名が担当します。大きな試合になると1名の場合がほとんどですね。息子が入団したチームは極少数チームでしたので、けっこう数はこなしました。
最初のうちは精神的にしんどくて~(笑) マイク前にすると頭真っ白! 選手交代なんてあったら、それこそ主審さんに「〇〇が△に、×◎が□だからね」といい方までご指導いただくこともありました。カラオケのマイク持つのとは全く違う!!! 息子の応援どころじゃぁなくなります。
でも、それでもやらなくちゃならないんです。。。

アナウンスのルールがある

さて、ハラハラどきどきなウグイスですが、アナウンスすべきことは決まっているので、まずは落ち着つくことが一番です。チームには独自のウグイスマニュアルを持っているので、それを読み込んで、試合当日、必要部分を書き込んでしまえば、あとは決められた文言をアナウンスするだけです。
アナウンスの流れとしては、
・メンバー表をもらう→ウグイスのシートにポジションと選手名、打順を書き込む
・審判さんの名前がわかる
・先攻後攻が決まる→シートノックの順番が決まって、アナウンスを始めるチームが決まる
・試合が始まり、アナウンスが始まる
・・・
といった感じです。場面場面で決まった文言をアナウンスするだけなのですが、さまざまなシチュエーションがあるので、ウグイスマニュアルがとってもごちゃごちゃしているのです。それを読み込み、理解して、実践するのがちょっと難しいのです。
ですから、事前にわかっていることは事前に把握しておくことが重要です。例えば、選手の名前や背番号などは事前にわかっていることなので、頭に入れておくと安心です。
練習試合では、2人ほどがアナウンス室に入れるので、その点も心強いですね。慣れないうちは先輩お母さんと一緒に入って、アナウンスの仕方やタイミングなどを勉強しましょう。私は、先輩お母さんに前半(4回くらいまで)をアナウンスしていただき、後半は自分でやる、というパターンを繰り返していました。もっとも、後半は選手交代が入ることが多いので、そのアナウンスは慣れるまではお願いしていたこともありました。選手交代時のアナウンスのマニュアルもありますが、交代するだけなのか、交代してベンチへ下がるのか、など、いくつかパターンがあるので、ある程度経験が必要になってきます。

習うより慣れろ ポイントを押さえて

ウグイスは、ひたすら経験を重ねて慣れていくことが大事だと思います。試合の流れをイメージしてもらえばわかると思いますが、最初と最後は同じです。また、回が変わったときも同じです。
経験が必要なのは、選手交代の時なのです。
ポジションがグルグル変わったとき、例えば、ピッチャ―が外野へ、外野の選手がベンチへ、ベンチからピッチャーが登場してくるといった場合、どこからアナウンスしたらいいのか?
まず、ベンチへ下がる選手をアナウンス、次にベンチから入る選手、そして移動していく選手のポジションをアナウンスする、といったルールがありますが、頭ではわかっていても、なかなかすんなりアナウンスできないものです。主審からは、ベンチから入る選手の名前は伝えてもらえても、それ以外のポジション(シート)の変更は選手名でなく、ポジション(ライトとかセカンドとか)を言われることが多く、その状況で即座にポジション、選手名、背番号をアナウンスしなくてはならないのです。こればかりは、経験を積んで慣れていくしかありません。
そのうちに、アナウンスが苦手なところがわかってきて、「そろそろアナウンス必要になりそう」とか「今日はここが交代になるかな?」といった予測がたてられるようになり、心の準備もできるようになってきます。
そうなってくると、しめたものです。ごちゃごちゃしているウグイスマニュアルもきちんと活用できるようになります。わかりづらいマニュアルが急にとても便利なマニュアルに変わってきます。
そして、試合の流れも把握できるようになります。ただひたすらチームを応援しているだけの自分が、試合運びや展開がわかるようになり、とても面白く感じられるようになるのです。この好循環で、ウグイスをするのが楽しくなってきますよ!
最初のうちは大変なことも多い、ウグイスのお仕事ですが、せっかく野球チームにはいったのですから、ぜひ、楽しめるようにちょっとがんばってみてはどうでしょうか?

 

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